会社が倒産するのとクビになるのとどっちがイヤか?

いつもコメントをくださる海さんが、面白い本をご紹介なさっていました。「今日、会社が倒産した」という本ですが、なんて嫌なタイトルなんでしょう!(笑)
「嫌なタイトル」と書きましたが、確かにイヤですね、勤めていた会社が潰れるなんて。たとえ自分の勤め先がどんなに嫌いだったとしても、潰れてしまえば自分が困りますから。

似たような状況としては、会社をクビになるというのもイヤなものです。自分の不始末でクビになるのなら、まだ諦めがつくのかもしれません。しかし経営状況の悪化などの事情でクビになるとしたら、「とりあえず、お前は必要ないから」と宣言されるのと同じですから辛いに違いありません。

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それならいっそのこと会社が潰れてしまったほうが、全員が一緒に路頭に迷うということで平等であるとも言えますね。しかし、それはそれで自分が情けないという自己嫌悪に陥るような気もします。「オレはなんだって、潰れるような会社を選んでしまったんだ……」なんて。

クビになるのは、自分の努力である程度は回避できます。優秀な社員になるとか、会社に欠かせない人材になるとか。なによりも不始末をしでかさないとか(笑)。
しかし会社の倒産は、社員ひとりの力ではなかなか防げないでしょう。もちろん、一人ひとりの頑張りが大切だ、ということはあるかもしれません。しかし社会情勢のような外的要因や、社長のトンチンカンなぼんくら息子が跡を継いだなどの内的要因でつぶれるとしたら、ひとりの社員の手にはあまりますね。それをひとりで回避できるとしたら、それはサラリーマン向けの漫画になってしまいます。

幸いにもぼくは、定年退職を迎えるまでクビになることもなく、勤め先が倒産するという憂き目にも合わずに過ごしてきました。ただし、転職は2回しております。そして、元いた会社はすでにどちらも消滅しています。新卒で入社した会社は、ぼくが転職して十数年後に倒産。転職先は、ぼくが辞めてから別会社に吸収される形で消えています。吸収された会社はともかく。最初の勤め先は、そこを辞めずに続けていれば、40歳のときに「会社が倒産した」を経験する羽目になっていたでしょう。我ながら、悪運が強い人生です。

この記事へのコメント

  • しろまめさん、どうもです。
    私の学生時代の友人を見渡してみても
    新卒で入社して、今も同じ会社で働き続けてる人は
    私だけですね。多くの友人のその後を知ってるわけでは
    ないですが、思い出せる範囲で10人ぐらいいますが
    みんな1回は転職してます。
    そう考えると、一社生え抜きの私は貴重ですな(笑)
    また、私の会社のネット担当者(おもに画像処理だったり
    バナー広告を作成したりするスペシャリストたち)たちは、
    もう何回も転職して私の会社で今働いてまして
    しょっちゅう人の出入りが激しいです。
    そのようなネット関連の人たちの世界って
    何回転職したかが重要だったりするみたいですね。
    それと常に好条件の職場を探しながら、ステップアップ
    していく感じです。
    だから、私としては、どうにも仲間意識が持てないのですよ。
    みんないい人たちばかりなんだけど、同じ会社の
    人間とは思えないのです。
    その考え自体が古いのでしょうが(笑)
    2025年12月05日 18:21
  • しろまめ

    海 さん>>
    コメントありがとうございます。

    勤務先は建築技術者の派遣事業を生業としているのですが、社員の帰属意識は、在籍している会社(派遣元)よりも派遣先(工事現場)へのほうが強い傾向がありましたね。「ありました」というのは、派遣元企業があの手この手で求心力を高めて離職を防ごうとしているためです。派遣すべき社員がいないと商売になりませんからね。
    そして工事現場というのは、大勢の人が協力する「ひとつの企業体」ですから、元々集団への帰属意識が高い人が多いのかも。運動部出身者が喜ばれるのもそのせいかな。
    IT系の技術者は、あまり運動部出身のイメージがないのですが(笑)。
    2025年12月07日 18:17