いわゆる黒歴史的な創作歴(6)~ワープロを手に入れて書こうとしていた小説その2

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ワープロを手に入れて、「これでいくらでも文章が書けるぞ、ワハハハ」などと思っていましたが、電子作文はちっとも捗りませんでした。もっとも「電子作文」という呼称は当時はまだ発明していませんでしたから、捗らないのも無理はありませんん。て、違うな。

ガールズバンド物に続けて書こうと構想していた(現実的には夢想というべきレベルだが)のは、アクションものです。
(夢想していた)あらすじをざっとご紹介すると、
・主人公は極めて高度なサバイバルスキルを持った会社員
・その主人公が休日、海辺に単独キャンプに来ていた
・沖合から不審なボートが近づいてきて、海岸にいた人間を殺害
・主人公は、不審なボートがX国のものであることを見抜くと
・サバイバルナイフやトラップを駆使して戦い、ついには銃と弾薬を奪う
・主人公は海岸の敵を倒したが、全国各地に同様の事件がおきていた
・日本は侵略を許してしまう
・X国に支配された日本で、主人公は孤独なレジスタンスを展開する……

レジスタンスの結果は決めていませんでした。
どうしてサラリーマンの主人公が高度なサバイバルスキルを持っているのかの説明はありません。当時のぼくはアクション映画の影響で、サバイバルナイフやグッズに夢中になっていました。そうしたマニアックな嗜好や行動を正当化するため、だったようです。

もうひとつ。占領下の市街地で主人公が、会社関係の嫌なヤツに出会う描写だけは決めていました。嫌なヤツは、主人公に助けを求めてきます。しかし主人公は、そいつを相手にしません。日頃の鬱憤を、非常事態下で晴らしているのですね。そういう狭い了見では、到底、魅了的な主人公にはなれませんよ。ですが、作者(ぼくのことですが)は、自分の憤懣を作中の登場人物にぶつけて溜飲を下げようとしているのですよ。その場面を書いてスッキリしたいのだから、了見が狭くなるのも無理はない。

資料として、自衛隊や外国の軍隊の階級に関する書籍を集めました。サバイバルやミリタリーの書籍もずいぶん買い込んだ記憶があります。しかし、ほとんど読むことはなかったですし、物語も一行たりとも書くことはなかったです。だって、嫌なヤツを見捨てる場面を考えただけで、気分爽快ですもの。手間暇と電気代を使って、そこに至る話を書くエネルギーは残っていなかった。

もしかして、実際に書いていたら、もっと気持ちがよかったかもしれませんね。
「甘木のヤツ、ざまーみろ」なんて。
「どうせなら、もっと悲惨な目にあわせてやる」なんて。
実際に書いていたら、性格の悪さが露呈するところでしたね。
たった今、露見した気もするけど、気の所為ですよね?

この記事へのコメント

  • しろまめさん、どうもです。
    ミリタリー、サバイバル関連に夢中に
    なられていたなんて意外ですね~。
    でも、わかる気がします。
    拳銃とかミリタリーナイフとかは
    純粋に「モノ」としての機能美というか
    カッコがいいですよね。
    先日観たアニメ映画「攻殻機動隊」は近未来モノ
    なのですが、銃器に関しては最初は架空のデザインを
    考えて、いくつか試作したけど、やはり現行の
    拳銃やマシンガン、ライフルなどは、モノとしての
    デザインが完成されてるので、どうしても架空の銃器は
    カッコが悪い為、結局すべての銃器は現行のものを
    使用した、との事でした。
    ところで、しろまめさんはサバイバルゲームとか
    されていたのですか?
    私は中学時代、エアガンによるサバイバルゲームに
    夢中になったのですが、学校より禁止令が出まして
    泣く泣く終了(笑)
    2026年05月08日 18:42
  • しろまめ

    本格的なサバイバルゲームはしたことがないですね~。
    家庭教師をしていた中学生と、室内で撃ち合いしたくらいで……。危ないな!

    むしろ抜き撃ちで的を狙うシューティングのほうが好きでした。
    まあ、一番好きだったのは、紙で作った人形を的にて「敵の砦」を攻め落とす遊びでしたね。
    結局のところ、自分が撃たれるリスクが嫌だったのかな。

    それとサバイバルゲームをしなかった最大の理由は、迷彩服とか買ったり着たりするのが嫌だったからですね。
    買うのはお金がかかるし(それなら銃を買ったほうがよい)、着るのは恥ずかしいし(コスプレの素質はなかった)。

    2026年05月08日 22:32