マンガを読んでいても、そういうことはよくあることです。
初読時はまったく意味不明なんだけど、あとになってから元ネタがわかる、意味がわかる、腑に落ちる。そういう発見の喜びは、なかなか得がたいものです。現代のように、何事でもWebで検索すれば(ある程度は)回答が得られる時代とは違って、自分の中に「ちょっとした疑問」として寝かせておいたものが、その後の人生経験の中で結びついて氷解する。時間がかかってまどろっこしいようですが、これもひとつの学びの形だと思います。急を要するものでなければ、ですが。
漫画関連でいうと赤塚不二夫の『おそ松くん』などで、そういう発見や気づきをたくさん得ました。ぼくが『おそ松くん』をちゃんと読んだのが小学5年生ころ、昭和40年代後半ですね。
もちろん、週刊誌の誌面ではなく単行本(コミックス)にまとめられた形です。発表当時のマンガをそのまま収録されていたので、昭和30年代のテレビタレントのギャグもその当時のまま使われていて、正直なところ意味も面白さもわかりませんでした。
「おそ松だあ!」とか「アノネオッサンワシャカナワンヨ」とか「キーポッポッ」とか、まったく意味不明。
今みたいに、テレビで頻繁に「懐かしの番組」でもやっていれば、多少の知見はあったのかもしれません。しかし昭和のころは、過去を振り返るような消極的な時代じゃなかったから。
これを理解したのは、大人になってからですよ。ああ、これだったのか!って。腑に落ちるのが遅すぎますが、それも味わいです。急げばいい、早ければいいというもんじゃない。
とは言い条、さすがに30年も40年も経ったら、はやにえも食べられたもんじゃないですけど。
この記事へのコメント
海
ギャグではないですが、パタリロは
作者の魔夜峰央先生の好みもあってか
「宝石」にまつわるエピソードが多数ですね。
勝手に価格を吊り上げていく手法に反し、
国際ダイヤモンド輸出機構からマリネラ王国は
脱退し、独自のルートでダイヤを売る、
なんて話は、小学校低学年生にとって、かなり
高度な内容なんですが(笑)
コランダムという鉱物で、赤い色のものをルビー、
青い色のものをサファイアと呼ぶ、なんて
知識も小学2~3年生のくせにパタリロで
学んでましたからね。
「ルビーとサファイアって、同じ石だって知ってた?」
なんて友達に自慢気に話したり(笑)
しろまめ
コメントありがとうございます。
ルビーとサファイアね、言われてみれば、そんなエピソードがあったかも。
話の筋はまったく覚えていないのですが(笑)。
それにしても、いきなり
「ルビーとサファイアが同じって知ってた?」と尋ねられたお友達もびっくりしたのでしょうね。
ぽかんとしている顔が目に浮かぶようです。