その漫画は、こういう内容でした。
(1)毛利元就の三本の矢のエピソードで、息子に一本の矢を手渡している
(2)三本まとめた矢を折ることができず苦心惨憺する息子
(3)現代、三人の息子が父親のゴルフクラブを握ってひん曲げている
(4)曲がったゴルフクラブを前に泣く父と、「ママのゴルフウィドーをどうする?」と言いながら去っていく息子たち
読んだのは幼稚園児くらいのころですが、さっぱり意味がわかりませんでした。
あれこれ考えて、
・ゴルフに使う棒(←「クラブ」と呼ぶことは知らなかった)を「ウィドー」と呼ぶのだろうと類推した
・「ママのゴルフウィドーをどうする?」とは、「ママのゴルフ道具を台無しにしてどうする?」という意味で、
・ママ(奥さん)が怖くて、父親は泣いている……のだと考えましたが。
どうにもすっきりしませんね。
この疑問が氷解したのは、大人になってから。『陽気な未亡人(The Merry Widow)』というオペレッタを知ったときです。幼き日に読んだ(その後も何度も読んだけど)『サザエさん』の四コマ目が脳裏によみがえり、ウィドーの意味が少しずつ腑に落ちてきました。
未亡人には、本来の意味の寡婦以外にも、夫が不在がちな状況の意味も考えられます。それならゴルフウィドーとは、夫がゴルフばかりしている妻のことだと理解できます。なるほど、なるほど。
そういえば、昭和歌謡で「ロックロールウィドー~♪」という歌う曲もありました。山口百恵だったか山本リンダだったか中森明菜だったかビートたけしだったか覚えていませんが、あれもロックロールに夢中な夫に置いてきぼりの妻を歌っていたのかな。いや、夫婦ではなく恋人だったのかもしれませんね。どっちかというと夫婦よりも、恋人同士のほうが、いやいや、もっと生臭く「オレの女」と「あたしの男」という関係のほうがロックロールっぽいですな。
なんだか話柄が違った方向に行ってしまった。
この記事へのコメント
海
いや~、勉強させられました。
私は「ゴルフ・ウィドゥ」という言葉を
一切知らない(聞いた事がない)ので
早速調べてみたら、「なるほど!」
なんて感じです。
ちなみに、サザエさんの4コマですが
「(4)曲がったゴルフクラブを前に泣く父と、
「ママのゴルフウィドーをどうする?」と
言いながら去っていく息子たち」
というのが、どうしてもよく理解できず
いろいろ考えたのですが、
ゴルフ・ウィドゥというのはゴルフばかりして
放っておかれてばかりいる寂しい妻という
意味ではなく、旦那がゴルフで家を空けてくれるから
妻は自宅で伸び伸びできる、なんて場合も
あるようです。
「ママのゴルフウィドーをどうする?」という息子の
言葉は、ひょっとしたら、ゴルフができなくなったので
旦那が家にいる機会が増える事に対し、妻(母親)の
不満をどうするのか?という事ですかね?
いや~、様々な考察ができますね。
サザエさん、恐るべし、ですな(笑)
しろまめ
コメントありがとうございます。
ぼくは、
「ゴルフでいつも家を留守にして、ママの寂しさをどうするんだ?」だと思ったんですが、
海さんのおっしゃるとおり、真逆の意味もあるんですね。
ま、どっちにせよ息子はママの味方だということですね。
というよりは、この時代の父親は家庭では孤立していた感じでしょうか。
それにしても、ゴルフウィドーという言葉を知っていてマンガに使ったこともすごいです。
あの時代に!