新橋烏森口青春篇(椎名誠)

先日の東京旅行で新橋烏森通りにあるホテルに泊まったから思い出した一冊。前のブログ記事でも書いたように、ずーっと『新宿烏森口~』だと思っていました。たぶん今回、烏森通りのホテルに泊まらなかったら、一生気づかずにいたかも。 23歳のシーナ青年が、デパート業界新聞を作る会社に入社して愉快な同僚や奇々怪々な上司たちと過ごした日々を描いています。 椎名誠は1944年生まれですから、23…

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センターライン

こどものころ~小学校中学年~には、北海道の田舎町に住んでいました。現住所の小樽だってそこそこ田舎だろう、というご意見もありましょうが……。 当時住んでいた町は、人口数千人の本当に田舎でした。すでに国鉄(当時)は廃線で、バスだけが外部との交通手段でしたよ。それも今では珍しくもありませんが、そのころの感覚では、鉄道が廃線だなんて「いかにも寂れた田舎町」でありました。 町の外へ出かける…

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104枚x0.6

以前、ボツになった中学年モノを書き改めたんだけど、四百字詰原稿用紙で目下104枚。 これを福島正実記念SF童話賞の応募基準、四百字詰原稿用紙で60枚くらいにしたいところです。 中学年モノは60枚、と憲法で決まっているワケではありませんが、ひとつの基準として。 つまり、0.6倍か。まあ削るのは大切だから。

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重版出来

株式会社岩崎書店の担当者様より、拙著『ぼくがぼくに変身する方法』の重版されるとの連絡がありました。 うれしいな。励みになります。もうハゲてますけど、ますますハゲます、じゃなくて励みます。 ああ、なんてベタなジョーク……。 ある作家さんがツイッタで、「重版出来、世界で一番ステキな言葉」とつぶやいていました。 そのときは、「へえ」とか「ふーん」とか「そういうものなのか」と思ってい…

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児童文学者協会北海道支部合評会

2025年4月20日(日)、児童文学者協会北海道支部の合評会があり参加してきました。先日の読書会といい、初めての経験が続きます。 合評会では、北海道児童文学109号に掲載された作品について自由に意見を出し合います。この日の参加者は、ぼくを含めて十名。出席しているメンバの作品を先に俎上にのせます。つまり本人の眼の前で、ここがよい、ここがよくないなどと話し合うのです。それなりに太い神経…

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漫画原作者の黒沢哲哉さんにお会いしました

東京に行った件の記事が続きますが、めったにない上京ですので話題がつきません。 たぶん、これが最後です。 今回の旅では、漫画原作者の黒沢哲哉さんにお会いすることができました。 黒沢哲哉さんは『スマイル for 美衣』や『マジック・マスター』などの漫画原作者として、また学習まんがの『名探偵コナン歴史』で構成や脚本を務めた方です。 学生時代から『POPEYE』、『ぴあ』などでラ…

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